北大祭の開催期間について


北大祭とは

北大祭は毎年6月上旬に開催され、各学部・学科の学生や、留学生などがそれぞれ開催する祭(各祭)によって構成されています。1年生やサークル団体などが中心となって出店する楡陵祭に加えて、農学祭、理学祭、歯学祭、獣医学祭、医学展、薬学祭、工学祭、保健学科祭の各学部祭、留学生が腕を振るい作った各国の料理を楽しむことができる、インターナショナルフードフェスティバル(IFF)が同時に行われるため規模が大きく、毎年10万人もの方にご来場いただいています。特に、北大の中央を貫く南北1.2㎞にわたるメインストリートは、楡陵祭やIFFなどの模擬店で埋め尽くされ、各学部祭ではそれぞれの学部棟を活用し、学部の特色を反映した個性豊かな企画が多く行われます。

北大祭の歴史

1959年に行われた「文化祭」を始めとして、翌年より「北海道大学・大学祭」に改名され、1968年の第10回以降では「北大祭」の名称が用いられています。開始当初では安保闘争が盛んな時期でもあり、4大政党立合演説会などが行われる一方、独逸語研究会などの各研究会が普段の活動を発表する「語学祭」を開催していました。この当時の北大祭は金曜日から日曜日までの3日間開催でした。

60年代後半から70年代前半になると、現在も開催されている「仮装行列」が行われるようになりました。北大祭が各学部祭の集合になる一方で、大学祭期間中の「体育祭」や「前夜祭」「模擬裁判」「藻岩山ナイトハイキング」などもおこなわれていました。この時期から北大祭は4日間の開催になっています。

70年代後半に入り、現在のサークル会館に当たる文連会館の機動隊介入を伴う取り壊し、「文化団体連合の非公認化」により、一時期北大祭にサークルが参加しない事態が発生する中、1982年には木曜日から日曜日の4日間開催に加えて前夜祭が開催されました。

その後90年代に入り、IFFの誕生・教養部廃止による教養祭から楡陵祭への変革などがありました。また、その後前夜祭の終焉・オールナイトの禁止・禁酒・開催時間の短縮などがあり、現在に至っています。また、その間にも様々な学部祭が生まれては消えていき、現在北大祭は、10のお祭りで成り立っています。