北大祭の開催期間について


10月23日(金)に、大学祭開催期間削減問題に関する大学側との第6回意見交換会が行われました。以下に、話し合いの概要について掲載いたします。

第6回意見交換会

  • 日時:10月23日(木)18時30分~20時00分
  • 出席者:学生11名、教員8名、職員5名

話し合いの流れ

第5回意見交換会は、以下のような流れで行われました。

  1. 本実行委員会が事前に提出した質問に対する大学側の回答
  2. 大学側からの意見表明
  3. 学生側からの意見表明
  4. 今後の流れの確認

  1. 本実行委員会が事前に提出した質問に対する大学側の回答
    • Q:来年度4学期制を導入する科目は全体の何%にあたるか
    • Q:各学部では来年度のカリキュラム変更についてどの程度検討しているのか
    • A:全学教育科目については道内の国立大学との遠隔授業のこともあり、実施に長期間を要するため、平成28年度中ではなくとも、可能なものがあれば実施していくということ。そのため、基本的に4学期制については学部専門科目についてを重要視しており、全学教育科目についてはすぐに28年度から4学期制を導入するということは考えていない。各学部での検討状況については、学生支援課から6月に各学部に聞いてからは把握していない。しかし、新年度に向けて準備などがあるため、改めて10月下旬を締切に各学部に聞いている段階である。
    • Q:夏季休業期間の早期化によって何日間の授業日数を捻出しなければならないのか
    • Q:各学部では来年度のカリキュラム変更についてどの程度検討しているのか
    • A:昨年度の意見交換会でも説明した通り、夏季休業の開始日は早ければ早いほどよく、最低でも7月中に授業をすべて終わらせることが望ましい。捻出しなければならない授業日数は暦によって異なるので一概には言えない。
    • Q:夏季休業期間を一日早期化することで具体的にどの程度人的交流が促進できると想定しているか
    • A:一日短縮することで留学生や海外への留学がどのように増えるのか、具体的に何人という数の話はできない。
    • Q:土曜・日曜・祝日の授業実施はどの程度検討しているか、授業日数は何日間確保できるのか
    • Q:授業開始日の早期化はどの程度検討しているか、授業日数は何日間確保できるのか
    • A:行事や祝日のため授業を実施しない平日があり、授業日数のために検討している最中ではあるが、教職員の確保、勤務体制などから、祝日などを使うことは難しい。授業開始日の早期化については、入試日程をどうするかに関わる問題であって、現状では平成28年度は変わらないが、平成29年度についてはどうするかを今検討している。
    • Q:大学側は夏季休業期間を一日早期化することが北大の国際化にどの程度寄与すると考えているか
    • A:一日早期化するということではなく、あくまでも現行の、例えば今の一学期の授業を7月中に終わらせたい。そのために学生側にも協力して欲しいということなので、最後の質問には回答できない。

  2. 大学側からの意見表明
  3. 大学側としては、4日間開催を3日間開催にしてほしいという希望があり、今まで5回の意見交換会を行ってきた。特に去年は3月26日開催の第五回意見交換会において、大学側としては「来年度は3日間で開催して欲しい」ということを伝えた。来年度から各学部で色々状況も変化していくため、学生側にも協力して欲しい。

    現在実施が検討されている7月中に授業を終了するための方策は以下の通りである。

    1. 6講時授業の開始

    現行では3日間分の授業を補っているが、これ以上の増加は無理と考えている。

    2. 入学式の前倒し案

    現行では4月8日を基準に設定しているものを、平成29年度以降に4月6日又は4月5日に前倒しする。

    3. 大学祭の期間短縮案

    開催期間を4日間から3日間に1日短縮する。

    4. 祝日・土日の授業実施案

    以上3つの方策で不足している部分を補う形で実施する。

  4. 学生側からの意見表明
  5. 大学側に提出した資料についてはこちら(PDFファイル:483KB)からダウンロードできます

    平成28年度に7月中に授業を終了させることができる見込がないのであれば、北大祭の期間削減を承認することはできない。アンケートの結果を見ても、一般の方・学生も正当な理由なしに北大祭の期間削減は認められないと回答している。授業日数確保の方策の実施が確定した段階でまだ授業日数が不足しているようであれば検討の余地はあるが、来年度のカリキュラム変更について不明瞭な段階で、最初に北大祭の日数を削減するのは承認できない。

  6. 今後の流れの確認
  7. 大学側から、意見交換会の中で「入学式を前倒しできた時点でその年から北大祭の期間削減を行う」という案についての検討が依頼された。具体的には、平成29年度以降に入学式の前倒しの実施が検討されているため、それと並行して平成29年度から大学祭の期間短縮を行うとするものである。本実行委員会で以上の案についての検討を行い、11月中旬に開催される予定の第7回意見交換会において大学側に回答する。